日本海軍ゆかりの旧無線電信所を修復へ 台湾・高雄市が保存計画にゴーサイン

2022/05/26 16:41
旧日本海軍鳳山無線電信所の建物=高雄市都市発展局提供
旧日本海軍鳳山無線電信所の建物=高雄市都市発展局提供

(高雄中央社)南部・高雄市政府は25日、都市計画委員会を開き、日本統治時代の1917(大正6)年に建設され、国定古跡となっている旧日本海軍鳳山無線電信所の保存計画を承認した。今後建物の調査や修復を行い、再利用を図って文化的価値を際立たせる方針だ。

林欽栄(りんきんえい)副市長は同施設について、当時最先端の無線通信技術を有し、東アジアの無線の歴史で重要な役割を果たしたと指摘。円形の敷地をとどめていることも珍しいと語った。

また戦後には海軍内の政治・思想犯を拘束、尋問する鳳山招待所、問題があるとされた兵士らを再教育する明徳訓練班だったことに触れ、国防や人権などの面で重要な価値があるとして2010年に国定古跡に登録されたと強調した。

市都市発展局の関係者によると、古跡とされた13棟の建物は、長年にわたり補修が行われず、屋根などの水漏れや排水不良、梁(はり)と柱、屋根の骨組みなどの損傷により、全面的な修復が必要だという。市文化局は中央政府に対して7億台湾元(約30億円)の修復予算を申請したと説明。特色ある景観とするだけでなく、地域経済や文化観光の促進に期待を寄せた。

(蔡孟妤/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。