(高雄中央社)南部・高雄市の高雄市フィルムアーカイブ(高雄市電影館)で1月から2月にかけて、日本映画の名作をテーマにした映画祭が開催される。1月には「川端康成文学映画」、2月には「昭和女神殿」と題したプログラムを組み、計17本を上映する。
同館と国際交流基金、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が共同で開催する。開幕記者会見が11日に開かれた。
「川端康成文学映画」特集で上映されるのは山口百恵主演の「伊豆の踊子」(1974年)や原節子主演の「山の音」(1954年)など5本。「昭和女神殿」には台湾でこれまで上映されたことがなかった成瀬巳喜男監督の「放浪記」(1962年)と「娘・妻・母」(1960年)の2作品や小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)など12本がラインナップされた。
キュレーターの黄晧傑さんによれば、一部作品は16ミリフィルムで撮影されているため、16ミリ映写機を扱える映写技師を特別に台北から呼んだという。
「川端康成文学映画」特集は14日から30日まで。