(台北中央社)台北市と中国・上海市が交流する「台北上海都市フォーラム」(台北上海双城論壇)が17日、台北市内のホテルで行われた。台北での開催は6年ぶり。上海市からは華源副市長らが出席した。
同フォーラムは2010年から毎年、両市の持ち回りで開催。20~22年は新型コロナウイルスの影響でオンラインで、19、23両年は上海で開かれた。
蒋万安(しょうばんあん)台北市長はあいさつで「民選の台北市長として、両岸(台湾と中国)の平和や緊張、発展についての心からの期待を示さなければならない」とした上で、夕焼けを彩る漁船の明かりを増やし(中国軍の)艦船や航空機による騒がしさや騒音を減らしたいなどと述べた。
華氏は「両岸の同胞はかねてより一つの家族だ」と言及。両都市の交流や協力が安定して長く続くことを望んでおり、より開放的な姿勢と実務的な取り組みで市民のため働きたいと語った。
華氏ら訪問団は16日までに台北に到着し、同日夜には歓迎夕食会が開かれた。