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中国の気球8機が中間線越え 1日当たりで最多 1機は台湾上空で姿消す

2024/02/10 18:14
10日午前6時までの24時間に台湾海峡周辺で活動しているのが確認された中国の気球と軍用機の飛行ルートを示す略図(国防部発表)
10日午前6時までの24時間に台湾海峡周辺で活動しているのが確認された中国の気球と軍用機の飛行ルートを示す略図(国防部発表)

(台北中央社)国防部(国防省)は10日、中国の気球8機が9日に台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越えたと発表した。1日当たりの飛来数では過去最多。このうち1機は台湾北部の上空を西から東に横断し、別の1機は台湾本島の上空で姿を消した。

国防部によれば、台湾本島上空で姿を消した1機は9日午前8時に中部・台中の北西約65カイリ(約120キロ)、高度1万5000フィート(約4572メートル)に出現し、同9時52分に消失した。北部上空を横断した1機は同10時41分に台中の北西約55カイリ(約102キロ)、高度2万フィート(約6096メートル)で確認され、同日午後0時32分に東部海域で消失した。

国防部は併せて、10日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ5機と軍艦延べ4隻を台湾海峡周辺で確認したと明らかにした。確認された軍用機は戦闘機と無人機で、このうち2機が中間線とその延長線上を越えたとしている。

(王承中/編集:名切千絵)

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