(金門・台北中央社)国防部(国防省)陸軍金門防衛指揮部は4日、中国・福建省に近い金門地区付近の上空を3日夜、所属不明の航空機が2度飛行したと発表した。同指揮部関係者は、中国の無人機とみられるとの見方を示した。
関係者によると、金門本島とその東側にある北碇島付近で3日午後9時ごろと同10時ごろ、所属不明の航空機が上空を飛行しているのをレーダーが探知したという。高度は約2000メートルだったとしている。
同指揮部は、作業手順にのっとり、信号弾を発射して警告した他、戦闘警戒態勢を取ったと説明した。
また、防衛区域ではあらゆる情報収集手段を運用し、周辺での動向を全て把握できると強調。駐屯地や陣地の偽装は規定に従って実施され、突発的な状況でも即時対応できる能力を持っているとし、国民に対し、心配しないよう呼び掛けた。