(桃園空港中央社)中国で国家政権転覆罪により服役していた台湾の非政府組織(NGO)活動家、李明哲さんが14日、5年間にわたる刑期を終えて釈放され、15日午前にアモイ経由で台湾に帰国した。対中政策を担当する大陸委員会は同日、李さんに対して引き続き関心を払い、必要な支援を提供する考えを示した。
李さんは長期にわたり中国の民主化発展に関心を寄せ、台湾の経験を交流サイト(SNS)を通じて中国に住む知人に紹介。2017年3月にマカオから広東省に入った後、中国当局に身柄を拘束され、同年11月に懲役5年、政治権利剥奪2年の判決を受けていた。
大陸委は、李さんの帰国を支援した関係者らに感謝を示し、中国に対して、台湾人に関係する権利と利益の保障を重視することが、両岸(台湾と中国)交流に寄与すると呼び掛けた。