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台湾あれこれ/林智勝、引退試合でホームラン 台湾プロで22年、有終の美

2025/09/09 17:52
試合後のセレモニーでバッドを置く林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影
試合後のセレモニーでバッドを置く林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影

台湾プロ野球で唯一、通算本塁打300本を超えている味全ドラゴンズの林智勝(43)が7日、台北ドームでの台鋼ホークス戦で引退試合に臨み、六回に通算305号となるソロホームランを放って有終の美を飾った。

本塁打を放った林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影
本塁打を放った林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影

東部・台東県出身で、台湾先住民(原住民)族アミ族。2004年にプロ入りし、ラニューベアーズ(後のラミゴモンキーズ、現楽天モンキーズ)、中信ブラザーズ、味全を渡り歩いた。本塁打王(2009年、10年、12年)、打点王(10年)、年間MVP(15年)など数々のタイトルを獲得した。

打席に入る前に主審から、ゆっくり歩いてファンに手を振るよう言われたという。「ホームランが出るなんて思っていなかった。この一本を会場のすべてのファンに捧げる」と語った。

引退セレモニーで涙を流す林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影
引退セレモニーで涙を流す林=2025年9月7日、中央社記者張新偉撮影

九回2死の場面では、葉君璋監督の計らいでポジション変更があり、林が遊撃、郭厳文が二塁、陳禹勲が投手に就いた。林は「15年にラミゴでプレーしていた時に戻ったような感覚だった」と話した。

試合後にはセレモニーが行われ、妻や母、ファンに感謝を伝えた。最後には自らに向けて「ありがとう林智勝。お疲れ様」と語り、球場を後にした。

(楊啓芳/編集:田中宏樹)

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