(台北中央社)野球のU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は8日、沖縄県でオープニングラウンドが行われ、B組の台湾はオーストラリアに10―2で快勝してスーパーラウンド進出を確定させた。
台湾は一回、先頭打者のパスラ・タキスリニアンが安打を放つと、続く蔡琞傑も安打でつなぎ、張育豪の適時打で1点を先制した。さらに相手の失策で1点を加えた後に、四球で出塁した江庭毅が後続のゴロの間に生還して3点目。最後は再び失策と曾聖恩の二塁打で2点を奪い、この回だけで5点を挙げた。
その後も打線は勢いを止めず、二回に1点、三回に4点を追加し、三回終了時点で10―0と大きくリードを広げた。
投げては王奕翔が先発。一回2死からは満塁のピンチを招いたが、二塁走者をけん制で刺して切り抜けた。三回には2死後に2連打を許すも要所で三振を奪うなど好投。4回を投げ、5安打4奪三振無失点で勝利投手となった。
五回に登板した何樺は失策と連打で1点を失うも自責点にはならず。六回にも1点を与えたがピンチを広げなかった。続く林珺希が最終七回を無失点に抑えた。
6カ国総当たりのオープニングラウンドで台湾はここまでで3勝1敗とし、9日のドイツ戦を残し、各組3位以内に与えられるスーパーラウンド進出権を獲得した。A組の日本も8日までに4連勝し、勝ち抜けが決まっている。
スーパーラウンドは11日から13日まで、決勝戦と3位決定戦は14日に行われる。