(台北中央社)台湾でナンバープレート関連の業務を担う交通部(交通省)公路局の基隆監理站が10日から12日にかけ、「CAT」(猫)の文字が入ったナンバープレートの競売を実施したところ、「CAT8888」が57万6000台湾元(約280万円)で落札された。落札者は13日正午までに代金を振り込めば、希望のナンバーを取得できる。
対象となったのは自家用の小型乗用車と小型貨物車で、「CAT」の文字が入るナンバープレートが競売にかけられたのは今回が初めて。「CAT0001」から「CAT9999」が競売にかけられた。
台湾では「8」が「発財」(繁盛)の「発」と似ている発音で縁起の良い数字とされ、最も人気だった「CAT8888」は130回入札価格が更新された。
また「CAT7777」や「CAT6666」、「CAT5555」、「CAT9999」なども人気で、いずれも20万元(約100万円)以上で落札された。
基隆監理站の余南勇副站長は、末尾が「8」または「長く続く」という意味の「久」と同じ発音の「9」が付くナンバープレートは普段から人気だと説明。その一方で、今回「CAT3388」が16万1000元(約80万円)の高値で落札されたことは意外だったと述べた。
同監理站によれば、今回は2193枚が落札され、同監理站として最多記録を更新したという。監理機関の統計によると、「CAT」の文字が含まれる競売での総落札額は2025万元(約1億円)だった。