(台北中央社)中央気象署(気象庁)は、昨年12月から今月23日までに台湾各地の平地11地点で観測した気温の平均が17.84度で、1999~2000年の冬以降では、10~11年に次ぐ2番目の寒さだったと発表した。台北観測所では14度を下回る日が39日あり、ここ9年で最も多かった。
1951年以降の平均、18.68度より0.84度低かった。同署予報センターの陳怡良主任は記者会見で、大陸からの寒気団や寒波などが今月までの3カ月で13回にわたって台湾方面に南下してきたため、気温が低かったと言及。3月にも寒気が影響を及ぼす可能性があるとして、注意を呼びかけた。
同期間の降水量については、北部と東部では平年よりやや少なかった一方で、中部と南部では平年並みか平年よりやや多かったと説明。各地の降水量の平均は190.7ミリで、過去平均の260.6ミリの7割ほどだったと述べた。
3月から5月にかけては、気温は平年並みで、雨量は平年並みかやや少なくなる見込みだとした。