(高雄中央社)交通部(交通省)鉄道局は25日、改築工事中の台湾鉄路(台鉄)高雄駅で、普段は立ち入ることができない機械室や運行管理室などを報道陣に初公開した。
高雄駅の全面的な供用開始は来年の旧正月(1月29日)前が予定されており、この日も至る所で作業員が追い込み作業を進めていた。
駅内に設置されたイタリア製換気装置の外側には防護フェンスが取り付けられ、人が吸い込まれないようになっていた。関係者によると、煙を感知した際には自動的に作動し、内部にいる人が避難するための時間を確保するという。
セントラル空調システムで用いられる冷却用主機が設置された機械室では、ひんやりとした空気が吹きつけてきた。また地下ホームの末端には普段とは別の通路が隠されていた。階段で外につながっており、黄登瑞高雄駅長は、緊急時に乗客を避難させるために使われると説明した。
28、29日には一般向けの見学会が行われる予定。