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台湾鉄道平渓線、広島電鉄と「姉妹鉄道」に 鉄道観光交流の促進へ

2024/11/08 17:21
締結書面を見せる広電の仮井康裕社長(左)と台鉄北区営運処(運営部)の王兆賢処長
締結書面を見せる広電の仮井康裕社長(左)と台鉄北区営運処(運営部)の王兆賢処長

(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)と広島電鉄は8日、台北駅で台鉄平渓線と広電の姉妹鉄道締結書と観光提携協定書にそれぞれ調印した。相互に使用済みの企画乗車券の無償交換を行う「乗車券交流」を実施するなど、鉄道観光交流の促進や地域振興の推進を目指す。

平渓線は日本統治時代の1921(大正10)年に運炭専用鉄道として開業した。山間部の風光明媚な沿線では懐かしい風景が見られ、外国人観光客の人気観光スポットになっている。

台鉄は、台湾と日本の文化交流を深め、双方の旅行客を引き付けたいとしている。

広電によると、乗車券交流は2026年3月31日まで、台鉄の平渓・深澳線一日周遊券と広電の電車一日乗車券を交換できる。平渓・深澳線乗車券への交換は台北駅または瑞芳駅、広電乗車券へは広島駅電車案内所で可能。

双方は、観光や文化、交通などの分野でのより深い協力関係の実現に期待を寄せた。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)

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