(台北中央社)中度台風(台湾基準)の台風18号は3日午後0時40分ごろ、南部・高雄市に上陸した。前日より勢力は弱まったが、台湾高速鉄道(高鉄)は一部区間で運休するなど、交通機関の乱れが続いている。
台湾鉄路(台鉄)は座席指定列車の運行を全線で取りやめた他、南廻線と支線、東部幹線の蘇澳新(北東部・宜蘭県)-台東(東部・台東県)間で終日運休となった。その他の区間では風雨の状況を見て区間車のダイヤを調整する。
高鉄は午後6時前まで台中(中部・台中市)以南で運転を見合わせるが、午後6時以降は、全線での運行を再開する。
台北メトロ(MRT)全線や安坑ライトレール(LRT)と淡海ライトレールを含む新北メトロ全線、台中メトロのグリーンライン、高雄メトロのレッドラインとオレンジラインでは本数を減らして運行する。桃園メトロ空港線は、停車駅の少ない直達車の運転を見合わせる。猫空ロープウエーと高雄ライトレールは終日運休する。
空の便は国内線で全便が欠航した。国際線は欠航や時刻変更などが相次ぎ、キャセイパシフィック航空は4日も一部の便の欠航を決めている。
海の便は台湾本島と離島などを結ぶ14路線161便が欠航した。
(編集:齊藤啓介)