(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)が新たに導入した東芝製の電気機関車E500型が9月30日、営業運転を開始した。台鉄の関係者は、今後旧型機関車の置き換えを進めるとし、定時運行率の向上に期待を寄せている。
台鉄が進める車両更新プロジェクトでは、全102両の機関車を新たに購入。今年6月にはスイスの車両メーカーが製造したディーゼル機関車R200型が貨物輸送や軍事輸送などに投入された。E500型は68両導入され、客車を使用した特急「自強号」や急行「莒光号」をけん引する。
台鉄によれば、同日には北部・基隆市の七堵駅で記念式典が行われ、第三者認証を行ったドイツ企業から安全運行に関する証明書が台鉄側に授与された。
台鉄の馮輝昇(ふうきしょう)総経理(社長)はE500型について、加速性能は電車に劣らないと強調。台鉄の定時運行率の向上に大きく寄与すると語った。