(高雄中央社)南部・高雄市政府は14日、高雄メトロ(MRT)レッドラインの南側延伸部分に相当する小港林園線の起工式を行った。全長は11.59キロで2030年の開業を予定する。行政院(内閣)の鄭文燦(ていぶんさん)副院長(副首相)は、大高雄地区の交通網の鍵となる区間が起工したとあいさつした。
新線は臨海工業地帯や林園工業地帯などを通る。鄭氏は、将来的には南部・屏東まで延伸するとし、屏東県政府が実現可能性を調査していると説明。王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は延伸について、高雄市と屏東県の発展に極めて重要だとの見方を示した。
陳其邁(ちんきまい)高雄市長は、地下駅6駅と高架駅1駅の設置を計画しているとし、林園地区から高雄市中心部まで行くのがさらに便利で安全になり、産業発展に寄与すると語った。