(台北中央社)旧型客車を再利用した台湾鉄路管理局(台鉄)の観光列車「藍皮解憂(憂さ晴らし)号」の乗客が25日、10万人に達した。台鉄によれば、10万人目となった女性はまた乗車したいと話したという。
女性は枋寮駅(南部・屏東県)から乗車。記念品や同列車に1年間何度でも無料で乗車できる権利などが贈られた。
藍皮解憂号で使われる車両は日本製とインド製の旧型客車で、かつては「藍皮車」と呼ばれ親しまれた。客車は2020年12月に一度は営業運転を終えたが、改修を経て21年10月に観光列車として生まれ変わった。車両のレトロな雰囲気や自然の風を感じながら、太平洋や山の景色を楽しめる。台鉄によると、乗客は月平均5千人を超えるという。
旅行大手ライオントラベル(雄獅旅遊)が運営し、枋寮駅と東部・台東県の台東駅の間で1日1往復運行。台鉄は一年中季節を問わずに楽しめるとアピールしている。