韓国製電車、7カ月で故障684件=元立法委員が台湾鉄路に対応求める

2021/12/29 15:51
韓国・現代ロテム製の通勤型車両、EMU900型電車=facebook.com/TaiwanRailwayAdministrationから
韓国・現代ロテム製の通勤型車両、EMU900型電車=facebook.com/TaiwanRailwayAdministrationから

(台北中央社)黄国昌(こうこくしょう)元立法委員(国会議員)は28日、フェイスブック上で台湾鉄路管理局(台鉄)に対し、韓国・現代ロテム製の通勤型車両、EMU900型電車の故障が頻発しているとして対応を求めた。台鉄は検査を強化し、メーカー側に改善を促すとの考えを示した。

EMU900型電車は、台鉄が2018年に現代ロテムと52編成520両を253億台湾元(約1050億円)で購入する契約を結び、今年4月から営業運転に投入されている。黄氏は、5編成で今年5月から11月にかけて、水漏れのほか、コンプレッサーやブレーキのトラブルなど計684件の故障が生じ、そのうち安全運行に影響する可能性があった故障は177件に上ると問題を指摘した。

台鉄は同日、黄氏から指摘された「684件の故障」という部分について、試験走行期間中に台鉄の検査員と第三者機関による独立検証・妥当性確認(IV&V)で確認された「車両製造上の瑕疵(かし)」であり、「故障」ではないと説明。すでに改善を求めていると強調した。

これに対し黄氏は同日、一部の問題発生当初、台鉄自らが「故障」と説明していたことに言及。「問題を正視せずに言葉遊びをするなんて人をばかにしている」と痛烈に批判した。

これを受け台鉄は29日、再び報道資料を発表。今度は「瑕疵」ではなく「欠陥」という言葉を使い、684件のうち、10分以上の列車の遅延を生じさせたのは2件だけで、そのほかは運行に影響はなかったと釈明。購入した車両の検収作業は現在も行われているとし、改善をメーカー側に求める考えを示した。

また台鉄は、車両の購入契約について、最後の試験が完了した日から3年間の保証期間があり、期間中に起きたいかなる欠陥も、メーカー側が改善をすることになっているとし、理解を求めた。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)

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