(東京中央社)東京都内で8日に行われた性的少数者などのマイノリティー当事者や支援者らによる「プライドパレード」に、「チーム台湾」が参加した。李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)ら300人以上が「TEAM TAIWAN」などと書かれた横断幕を先頭に、渋谷・原宿の街を約2キロにわたって練り歩いた。
チーム台湾の列には台湾人の他、台湾に好感を持つ人々が加わった。日本在住の中国人の姿も多く見られた。台湾最高峰の玉山や半導体チップの要素をデザインに取り入れたフロート(山車)が、台湾の人気歌手、アーメイ(張恵妹)の「彩虹」などの曲を流した。
取材に応じた李氏は、チーム台湾と共にパレードに参加し、台湾の民主主義の強靱(きょうじん)さや多様性、平等の理念を示せて非常に光栄だと言及。台湾は今後も国際社会と手を取り合って自由や平等、多様性、包括性といった普遍的な価値を推進し、誰もが幸福を追求し、ありのままの自分として生きられるようにしていきたいと語った。
チーム台湾は5度目の参加。ジェンダー平等を推進する台湾伴侶権益推動連盟とエイズ啓発活動を行う台湾レッドリボン基金会が結成した。7、8両日に代々木公園で開かれた関連イベント「プライドフェスティバル」でもブース出展を行った。