(台北中央社)東京の代々木公園で7~8日に開催される、性的少数者の理解を広めるイベント「プライドフェスティバル」などに、台湾の団体が参加する。ジェンダー平等を推進する台湾伴侶権益推動連盟(TAPCPR)とエイズ啓発活動を行う台湾レッドリボン基金会が「台湾チーム」を結成し、ブース出展やパレードでの行進を行う。両団体の参加は2018年以降、5度目となる。
2日に台北市内で行われた記者会見でTAPCPRの創設者で理事の許秀雯さんは、台湾が同性婚の法制化などを達成する過程で、日本は非常に重要なパートナーとしての役割を果たしてきたと言及。イベントを通じて台日の友好を深化すると共に、権利平等を強化できればと期待を寄せた。
フェスティバルは「東京プライド」(昨年までの「東京レインボープライド」)の一環。8日に渋谷・原宿エリアで行われるパレードに台湾チームは、台湾最高峰の玉山や半導体チップの要素をデザインに取り入れたフロート(山車)を出す。TAPCPRは、アジアで初めて同性婚の法制化を実現した国としての誇りを携え、性的少数者の存在が日常に溶け込んだ多様な社会を表現したいとしている。