(高雄中央社)南部・高雄市政府衛生局は6日、はしか(麻疹)の患者が先月28日と同31日に台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)に乗車したとして情報を公開し、同じ車両に乗車した乗客は同局に申し出るよう呼びかけた。
患者が乗車したのは、昨年12月28日の夜8時55分に左営(高雄市)を出発した南港(台北市)行き列車(160号)の2号車と、同31日の夜7時20分に台中を出発した左営行き列車(153号)の4号車で、乗車区間はいずれも左営─台中間。
中部・台中市政府衛生局によれば、患者は台中市に住む30代の男性で、先月29日に頭痛や悪寒などの症状が現れ、今月1日には胸部に発疹が出た。2日に南部で受診し、3日にはしか感染の診断が下された。
日本の厚生労働省検疫所はウェブサイトで、海外からの帰国後に発疹や発熱などの症状がある場合は、医療機関に帰国後である旨を電話等で伝えて指示を仰ぐよう呼びかけている。