(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署の曽淑慧(そしゅくけい)報道官は24日、先週インフルエンザ様疾患で外来診療を受けた人の数が延べ9万4882人に上り、前週の延べ8万1399人より16.6%増えたと明らかにした。今週にも流行期に入るとみて、高齢者のワクチン接種を呼びかけた。
同署によると、先週40代から80代までの6人が死亡し、うち4人がワクチンを接種していなかった。また新たに30代から80代までの23人が合併症で重症となり、うち17人がワクチンを接種していなかったという。
曽報道官は、感染のピークは旧正月(来年は1月29日)前後と予測していると強調。また冬はクリスマスや年越し、親族訪問・旅行などのイベントが多く、感染症の拡散リスクが高まるとして警戒を求めた。