(台北中央社)野球の国際大会「プレミア12」で台湾代表が優勝したのを受け、決勝戦が行われた11月24日を台湾の「国家野球デー」に制定することや、現行の500台湾元紙幣の図柄を代表メンバーに変更することを求める声が上がっている。
与党・民進党の許智傑氏を含む27人の立法委員(国会議員)は、「国家野球デー」の新設を盛り込んだ記念日の実施に関する条例の制定を提案した。許氏は26日、中央社の取材に、優勝は台湾の栄光であるとし、皆で共有し記念したいと強調。すでに民進党議員団メンバーによる署名を終えたと語った。
また一部では頼清徳(らいせいとく)総統が、少年野球チームが描かれた現行の500台湾元紙幣の図柄をプレミア12の代表メンバーに変更する計画に言及したとの情報が伝えられている。
これについて台湾で銀行券を発行する中央銀行は、意見が寄せられれば慎重に検討するとコメント。民進党の頼瑞隆立法委員は、図柄の変更に賛成の意向を示した上で、台湾人にとって意義のあることで、世界に向かって歩み、世界に注目されることに寄与すると信じていると語った。
最大野党・国民党の洪孟楷立法委員はフェイスブックを更新し、記念紙幣の計画はすぐに進めるべきだと主張。今回優勝を手にしたことの難しさや偉大さも際立たせられると語った。