(高雄中央社)南部・高雄市は13日、和歌山市と交流促進に関する覚書を結んだ。経済や教育、観光などの分野での実質的な協力関係の増進を目指す。スマートシティーの実現や低炭素化に向けても協力していく。
調印式は和歌山市内で行われ、高雄市の林欽栄副市長や康裕成市議会議長、和歌山市の尾花正啓市長、丹羽直子市議会議長らが出席した。
両市の交流は2017年に始まり、18年には両市議会が友好交流に関する覚書を締結した。
林副市長は、高雄市は近年、スマートシティーや半導体産業の発展に積極的に取り組み、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」の実現にも力を入れていると紹介。和歌山市が内閣府の「SDGs未来都市」に選定されたことにも触れ、両市は共通のビジョンを有しているとした。また、来年3月に高雄で開かれる「スマートシティー展」に和歌山市を招待したいと話した。
尾花市長は、今後両市の友好関係を引き続き深めていくとし、交流の範囲のさらなる拡大に期待を寄せた。