(彰化、台中中央社)20日午前、中部・彰化県の臨海工業団地、彰浜工業区内にある洋上風力発電設備の建設現場で二酸化炭素(CO2)が漏れ、作業員14人が病院に搬送された。5人が意識不明の状態で、このうち3人が病院到着前に心肺停止の状態になっていた。この3人は救命処置により一命を取り留めたが、依然として不安定な状態にあるという。
彰化県消防局によれば、残りの9人は意識がはっきりしており、すでに1人が退院した。
事故は同日午前10時ごろ、消火設備の設置作業中に発生した。同県消防局によると、現場には二酸化炭素を用いた消火剤の貯蔵容器約200本が設置されており、消火剤の充填中に不手際によって二酸化炭素が噴き出したという。