(シドニー中央社)オーストラリアのシンクタンク、経済平和研究所(IEP)などが12日発表した2024年版の世界平和度指数で、台湾が43位に格付けされたことが分かった。1位は2年連続でアイスランド。日本は17位だった。最下位の163位はイエメン。
23の指標を基に世界の国・地域を格付けた。IEPは、2023年と比較すると97カ国・地域の指数が悪化し、その程度は過去十数年間のどの年よりも大きかったと指摘。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘やロシアによるウクライナ侵攻などがその理由だとした。また最上位と最下位の差は、過去最大だったとした。
上位の国は、アイスランドの他、アイルランド、オーストリア、ニュージーランド、シンガポールなどが続いた、下位の国はイエメンの他、スーダン、南スーダン、アフガニスタン、ウクライナの順だった。
アジア太平洋地域での最高位はニュージーランド。以下シンガポール、マレーシア(世界10位)、日本、オーストラリア(同19位)、ベトナム(同41位)、台湾、モンゴル(同45位)、韓国(同46位)と続いた。中国は世界89位。北朝鮮は世界152位だった。
(編集:齊藤啓介)