(台中中央社)中部・台中市和平区のレジャー施設、福寿山農場は2月29日、福島県の苗木業者、福島天香園から新たな品種のリンゴの苗木を譲り受けたと発表した。同農場は昨年、保有するリンゴの木がいずれも輸入から30年以上経過しており、老化や生産力低下などが見られるとして、同社と協力に関する覚書を締結していた。
果物や茶を生産する同農場は、60年以上前から様々な品種のリンゴの苗木を輸入。現在、43品種のリンゴの木を保有している。今回、新たに9品種が輸入された。
同社の岡田新也社長が20日、苗木の到着に先立って農場を訪れ、リンゴの栽培環境を見学するなどして技術交流を行った。
台湾では植物防疫検疫法により、輸入されたリンゴの苗木に最低1年間の隔離が義務付けられている。苗木は24日に農場に到着。29日に隔離のための温室に移された。来年3月に検疫を終えた後、果樹園に植え替えられる予定だという。