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台湾・高雄高、日本人卒業生の書道作品届く 46年前に揮毫か

2023/12/07 13:45
高雄高校に届いた日本人卒業生の書道作品(facebook.com/futaikshsから)
高雄高校に届いた日本人卒業生の書道作品(facebook.com/futaikshsから)

(高雄中央社)南部・高雄市の高雄高校に4日、日本人卒業生が46年前に揮毫(きごう)したとみられる書道作品が届けられた。送り主は別の日本人卒業生の息子とされ、荘福泰校長は、まだ別の作品が残っているとし、来年4月に予定している訪日時に会う考えを示している。

作品は、同市旗美高校の教師、林宇森さんが、日本統治時代の1938(昭和13)年に高雄高(当時は高雄中学校)を卒業した八巻茲さんの息子、功さん(77)からの依頼を受けて届けた。林さんによると、功さんは車いすで飛行機と台湾高速鉄道を乗り継ぎ高雄を訪問し、林さんに作品を託したという。

作品には「春風化雨」と書かれ、「日本高雄中学同窓会敬贈」、「昭和丁巳(1977年)六月文学博士宇野精一書」とも記されている。

荘校長は4日、フェイスブックを更新し、「日本の同窓会が母校に贈ろうとして何らかの理由で届けられなかったものが、今年やっと届いた」とコメントした。

また高雄高のエントランス部分が描かれた油絵も同時に届けられた。「省立高雄中学」の文字が書かれており、1979年より前の作品だとの見方を示した。

荘校長は中央社の取材に対し、功さんは友人を通じて別の作品が日本にあり、高校側に見てもらい、台湾に持ち帰るか決めてほしいとの意向を示していると語った。

(林巧璉/編集:齊藤啓介)

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