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ウクライナ・ブチャ市長が台湾訪問 復興支援に感謝 工業団地への投資呼びかけ

2023/11/29 17:23
ウクライナ・ブチャ市のアナトリー・フェドルク市長
ウクライナ・ブチャ市のアナトリー・フェドルク市長

(台北中央社)台湾を訪問したウクライナ・ブチャ市のアナトリー・フェドルク市長は28日、中央社の単独インタビューに応じ、同市に対する台湾の支援に感謝を示し、同市の工業団地への投資を呼び込みたい考えを示した。

フェドルク氏は25日から28日まで台湾を訪問した。外交部(外務省)によれば、ウクライナの地方自治体のトップが訪台するのは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降初めて。

ブチャ市は昨年2月、侵攻が始まって間もなく占領され、占領期間は1カ月余りに及んだ。フェドルク氏によれば現在までに500人以上の市民が戦争によって命を落としたという。

台湾はこれまでに、ブチャ市の避難所や学校の再建に協力している。今年8月には政府と同市との間で復興支援に関する取り決めを結んだ。

フェドルク氏はこの2年間でブチャは世界中から多くの支援を受けてきたとした上で、その中でも台湾からの支援は「最も早く、最もタイムリー」だったとし、今回の訪問で「最大限の感謝」を示したかったと話した。

次の一歩は台湾とウクライナのビジネス上の協力を進めることだとし、これは同国への支援になるだけでなく、互いの利益になると述べた。今回の訪台は工業団地「ブチャ・テクノ・ガーデン」に投資を誘致することが主な目的だったと説明。同団地について、ウクライナ政府や地方自治体からの支持を得ているとし、台湾企業が同団地に投資した場合、台湾の製品が欧州に進出する際の足場にすることができるだろうと語った。

(黄雅詩/編集:田中宏樹)

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