(東京中央社)東京・上野恩賜公園で開催された台湾文化発信イベント「TAIWAN PLUS」は17日夜、2日間の日程を終えて幕を閉じた。過去最多の延べ22万人以上が来場し、グルメやデザイン、音楽などの台湾文化に触れた。主催の非政府組織(NGO)中華文化総会(文総)は18日、来年は京都で開催すると発表した。
同イベントは2018年に第1回が開催され、今年で4回目。台湾のグルメや雑貨の販売の他、台湾バンドによるライブ、台湾のナイトマーケットで見られるゲームの体験などが行われた。会場では台湾や日本のDJが選曲した音楽も流されるなど、台湾の文化を多方面から発信した。
ステージでは2日間で10組の歌手やバンドがパフォーマンスを行った。17日午後には人気バンドのファイヤー・イーエックス(滅火器)が登場してトリを飾り、「この島の夜明け」(島嶼天光)を日本語と台湾語で披露した。ボーカルのサム(楊大正)は、イベントによって引き続き台湾の素晴らしい人や物が日本に紹介されればと語った。
文総の李厚慶秘書長は報道資料で、行政機関や民間団体、企業の協力に感謝し、文化を通じてさらに多くの日本人に台湾を好きになってもらえたと成果に自信を見せた。李秘書長は、これまでに成果と経験を蓄積した同イベントを来年は京都に進出させ、今後も文化の力で台日友好を根付かせていきたいと期待を示した。