(台北中央社)日本在住の台湾人男性と日本人男性が21日までに、台北市の戸政事務所(戸籍業務を担当する役所)に婚姻届を提出した。台湾人男性は中央社の取材に「私はこの国に見捨てられておらず、故郷は私の存在を支持してくれているように感じた」と語った。
結婚したのは台湾出身の劉霊均さんと、今年4月に愛知県高浜市議に当選した柴口征寛さん。2人は11日に台北市大同区の戸政事務所で結婚の手続きを済ませた。
台湾では2019年に同性婚が合法化されたが、外国人との結婚については、相手の国・地域が同性婚を認めていることを条件としていた。だが今年1月、中国籍を除き、相手の国・地域が同性婚を認めていない場合でも婚姻届を受理するよう内政部(内政省)が各県市に通知を出し、国際同性婚の範囲が拡大された。