(南投中央社)今月1日に52.98%まで低下していた中部・南投県のダム湖、日月潭の貯水率が、25日午前時点で81.44%に回復したことが経済部(経済省)水利署の統計で分かった。
台湾の中部や南部では昨年から雨の少ない状態が続いていた。交通部(交通省)中央気象局の統計によれば、日月潭では3月下旬から雨が降るようになり、今月18日から24日にかけては毎日降雨が観測されたという。
日月潭の湖畔近くにある9匹のカエルが負ぶさった像は、水位が上昇すると全体が水中に沈むようになっているが、現時点では一番下のカエルの足元が水に浸かっているだけだとみられる。
日月潭にある水力発電所の大観発電所は、水不足が若干解消されたとしながらも、今後の降雨の状況は不確実性が高いとして、引き続き節水を呼び掛けた。