(台北中央社)北部・台北市政府衛生局は30日、2月に青果を対象として行った抜き取りの残留農薬検査で、市内で販売されていた日本産イチゴ2件を含む15件から基準値を超える農薬が検出され、不合格になったと発表した。
同局によると、検査は市内の市場やスーパーなどで販売されていた商品51件を対象に実施。29.4%が不合格になったという。
不合格となった日本産イチゴはディスカウントストア「DON DON DONKI西門店」と会員制大型スーパー「コストコ内湖店」で販売されていたもので、台湾がイチゴへの使用を認めていないフロニカミドが検出された。いずれも同じ輸入業者が輸入していた。
同局は業者に対し、問題のイチゴを全て撤去するよう指示したとしている。また食品安全衛生管理法違反で6万台湾元(約26万1500円)以上、2億元(約8億7200万円)以下の過料を科す方針だと明らかにした。