(花蓮中央社)東部・花蓮県秀林郷は3日、北海道白老町と友好交流推進協定を締結した。同郷には台湾原住民(先住民)族タロコ族が多く暮らしており、白老町にはアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」がある。謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)は双方の交流深化に期待を寄せた。
この日、オンラインで締結式が行われた。秀林郷の王玫瑰(おうばいかい)郷長と白老町の戸田安彦町長が文書に署名し、謝代表らが見届けた。
王郷長は、白老町との協定締結を通じ、国際交流の経験の助けを借りて、同郷のタロコ族の文化を世界に発信していければと語った。
戸田町長は、同町のアイヌ民族が台湾原住民と長きにわたって交流してきたことを紹介。同郷とは、文化や観光、産業、教育など幅広い分野での交流活発化を願う考えを示した。