オミクロン株の国内感染、台湾で初確認=北部の検疫用ホテルでクラスター

2022/01/03 19:30

(台北中央社)中央感染症指揮センターは3日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の国内感染者を台湾で初確認したと発表した。北部の検疫用ホテルで昨年末に確認された3人の感染者のうち、2人がホテル内で感染したと判定された。

指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は記者会見で、昨年12月28日と30日に感染が発表された北部の検疫用ホテル関連の3人はいずれもオミクロン株に感染していることを確認したと発表。クラスター(感染者集団)と認定した。

感染源と見られる50代男性は同22日に米国から帰国。検疫期間中に喉の違和感があり、同29日に検査を受けたところ、陽性だった。ホテル内で感染したとみられる2人は同14日に中国・深センから帰国した40代男性と同16日に日本から帰国した30代女性。3人とも台湾人。同じホテルの5階と6階に滞在していた。

陳氏は、米国ではオミクロン株が猛威を振るっているものの、中国深センと日本ではオミクロン株の市中感染が広まっていないと説明。ウイルスのゲノム解析の結果から見ても、米国から帰国した男性がその他2人に感染させた可能性が高いと判断した。

ホテル内でのクラスター発生については、従業員の交差感染によって環境が汚染された可能性が高いと指摘しつつ、空気感染の可能性も排除しないとの見方を示した。現時点では感染者の3人ともに、無断外出や不当な接触などの違反行為は確認されていないという。

▽ 検疫用ホテルの感染対策を強化 リスクある客室の使用停止に

新型コロナウイルスの水際対策として入国者を滞在させる検疫用ホテルでクラスターが発生したのを受け、中央感染症指揮センターは3日、感染のリスクがある客室の使用を停止させる方針を示した。

指揮センターは台湾全土の465軒の検疫用ホテルを対象に査察を進めており、3日までに全てのホテルへの調査が完了する見通し。すでに調査が終わった385軒のうち、100軒余りで不備があった。再検査で合格しなかった場合、宿泊客の受け入れを停止させるとしている。

(江慧珺、陳婕翎/編集:名切千絵)

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