(台北中央社)台湾を訪問した米上院軍事委員会委員長のロジャー・ウィッカー議員(共和党)は29日、総統府で会見し、台湾と米国が引き続き協力できることを願うと語った。
ウィッカー氏は同じく共和党のデブ・フィッシャー上院議員らと訪台し、頼清徳(らいせいとく)総統と面会した。会見では、米国議会の台湾への揺るぎない支持と友情を伝えるために訪台したと説明。台湾は自由な国として、自由の確保と民族自決の絶対的な権利があると信じていると語った。
報道陣からの質問に対しては、台湾周辺ひいては全世界は第2次大戦以来最も厳しい安全保障上の挑戦に直面しており、極めて危険な状態だと指摘。今回台湾側からの手厚いもてなしを受けたことは、個人的にも、米国国民や軍事委員会にとっても大きな意義があると述べた。
また頼総統が、国内総生産(GDP)に占める防衛費の割合を来年に3%、2030年までに約5%に引き上げるとしたことについてはうれしく思うとし、台米間での軍事協力や軍事産業チェーンの強化に期待を寄せた。
その上で「民族自決と民主主義は世界平和の脅威になる」といった言説は荒唐無稽だと語り、台米連携の成否は、自由を渇望する全世界の人々にとって重要な指標になると述べた。
フィッシャー氏は、台米間のつながりは盤石で、今後も慎重かつ果敢に協力して関係を深めなければならないと強調。中国共産党が脅威や圧力を与え続け、台湾を孤立させようとしていることは受け入れられないと語った。