(台北中央社)チャイナエアライン(中華航空)、エバー(長栄)航空、スターラックス(星宇)航空など台湾の航空各社は25日、軍人節(軍人の日)の9月3日に一部の国際線を利用する国軍の現役軍人を対象に、空席がある場合、優先的にビジネスクラスへ格上げするとそれぞれ発表した。
台湾では7月から、台湾系航空会社の国際線で国軍軍人が優先搭乗の対象となった。また頼清徳(らいせいとく)総統は、ビジネスクラスに空席がある場合、軍人の座席クラスを格上げする優遇措置の導入を航空各社に要請するよう交通部(交通省)に求めていた。
チャイナエアラインはマンダリン(華信)航空を含む台北松山、桃園、台中、高雄発のリージョナル路線、エバー航空はユニー(立栄)航空を含む台北松山、桃園、高雄発かつ2クラス設定の機材で運航する一部のアジア路線、スターラックス航空は台湾発かつ2クラス設定の機材で運航する便が対象となる。
いずれも空港で軍人であることが分かる身分証の提示が必要。チャイナエアラインは、陸海空軍の国家への無私の貢献と防衛に感謝し、優遇を通じて全ての軍の英雄に心からの敬意を示すと説明している。
またチャイナエアラインでは、軍人に同行する家族1人の優先搭乗を認めているが、エバー航空とスターラックス航空も、来月3日から同様の優遇を始める予定だと発表した。