(東京中央社)青年の支援組織、救国団の訪日団は18日、東京・永田町の自民党本部を訪問し、同党の麻生太郎最高顧問と面会した。救国団の報道資料によれば、麻生氏は訪問を歓迎し、日台関係のさらなる緊密化に期待を寄せた。
救国団はかつてトップを国民党員が代々務めるなど、国民党の影響を受けてきた団体。今回の訪日団は約20人で、初日の17日には自民党本部で森山裕幹事長らとも面会した。
訪日団を率いた救国団の葛永光主任はあいさつで「台湾海峡の平和はアジアの平和と安定に密接に関係し、国際社会の平和と安定にも関わる」とし、そのため台湾人は台湾や日本、国際社会で有事が起こらないことを望んでいると述べた。その上で、有事を防ぐには台湾独立の動きを進めず、中国も武力による脅迫を行わないことが必要で、協力だけが台湾海峡の平和と安定を守れると主張した。
麻生氏は日台の長年にわたる友好関係や協力関係を肯定的に評価した他、台湾がアジア太平洋地域における日本の重要なパートナーだと強調。双方は文化や経済、地方交流での協力で長い歴史があるとし、この友情は継続や深化の価値があるとの考えを示したという。