(台北中央社)韓国の尹錫悦大統領が3日夜に「非常戒厳」を宣言したのを受け、太平洋3カ国歴訪中の頼清徳(らいせいとく)総統は4日、フェイスブックで「台湾の民主主義は得難い」とつづり、団結して民主主義を永らえさせる必要性を訴えた。
3日夜、マーシャル諸島に滞在していた頼氏は、尹大統領の非常戒厳宣言後、即座に総統諮問機関の国家安全会議から関連の報告を受けたと説明。国家の安全を確保し、在韓の国民の安全を守るよう、状況把握や迅速な報告、対応措置の準備を安全保障部門に要請したとした。
「台湾の民主主義は得難い。民主主義や自由は台湾が世界と友達になる共通の理念や価値観であるだけでなく、代々大切に守ってきた生活様式だ」とし、「民主主義の道をわれわれはずっと歩んでいく。民主主義で互いに団結するだけでなく、民主主義を永らえさせなければならない」と訴えた。
(編集:名切千絵)