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衆院選受け台湾で座談会 立法委員、台日の政界交流は「広い良縁」が必要

2024/10/28 18:30
台湾の立法委員や専門家らが衆院選の結果やその影響について議論した=台北で2024年10月28日、中央社記者楊堯茹撮影
台湾の立法委員や専門家らが衆院選の結果やその影響について議論した=台北で2024年10月28日、中央社記者楊堯茹撮影

(台北中央社)日本で衆議院議員選挙の投開票が行われたのを受け、民間シンクタンクの国策研究院文教基金会は28日、衆院選の結果とその影響について意見交換する座談会を台北市内で開いた。与党・民進党の郭国文(かくこくぶん)立法委員(国会議員)は台湾と日本の政界の交流について、良い縁を広く結ぶことが必要だとの考えを示した。

郭氏は衆院選が台湾にもたらす影響について、自民党の甘利明前幹事長が落選したことにより台日の半導体分野での協力に試練が訪れる可能性があると指摘し、野党は高額の補助金に反対していると説明した。甘利氏は自民党の半導体戦略推進議員連盟で会長を務める。

また、全体的な構造の変化を観察する必要があるとし、来年の参院選でも似たような情勢になれば、台日の政治交流の形は多少の調整が必要になるだろうとの見方を表した。その上で、良い縁を広く結ぶことでのみ、長期的な安定が築けると述べた。

シンクタンク、中華経済研究院第三研究所の魏聰哲副所長は、今回の投票率が戦後3番目の低さだったことに触れ、これまでは投票率の低さが自民党に有利に作用していたとした上で、今回の結果は自民党の政治献金問題に対する日本の人々の反感の強さを示していると語った。

(楊堯茹/編集:田中宏樹)

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