(台北中央社)中国人民解放軍が台湾を取り囲む形で軍事演習を実施すると発表したのを受け、国防部(国防省)は14日午後5時、臨時の記者会見を開き、同日午後4時半までに中国軍の軍用機延べ125機が活動しているのを確認したと発表した。
同部情報參謀次長室次長の謝日升中将は会見で、軍用機のうち延べ90機が同部が定める「応変区」に進入したと説明。また軍艦17隻と中国海警局の公船17隻が台湾周辺海域で活動しているのも確認したと伝えた。
法律司人権保障処長の于健昌少将は、台湾海峡は国際海峡であり、中国軍が軍事演習の実施区域に設定したことは、他国の国際的な航行や飛行の自由を侵害しており、国連海洋法条約に違反していると強調。中国は台湾海峡やその周辺を管轄海域と見なすことを企んでおり、国際的な実践や国際法に違反していると述べた。