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米の予算教書、台湾の抑止力強化支援の費用を初計上 外交部「感謝」

2024/03/12 17:20
米国と中華民国の国旗
米国と中華民国の国旗

(台北、ワシントン中央社)バイデン米政権は11日、2025会計年度(24年10月~25年9月)の予算教書を発表し、国務省は台湾の抑止力強化を支援するための費用として単独で1億米ドル(約147億円)を要求した。外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は12日、米国から再び台湾の国防のニーズを大きく重視する姿勢が示されたとし、大きな歓迎と感謝を表明した。

米国務省は台湾の安全強化を支援するための費用の計上について「歴史的な投資」だとしている。台湾向けの予算が単独で計上されるのは初めて。予算は対外軍事資金供与(FMF)制度などを用いて台湾の抑止力を高め、台湾海峡の平和と安定を維持するために使われる。

この他、国防総省は緊急時大統領在庫引き出し権(PDA)を利用して台湾に提供した米国の武器の在庫を補充するために5億米ドル(約736億円)の予算を求めた。

劉氏は、米国が台湾の安全保障に対する約束を徹底し、台湾の防衛能力強化を支援するとともに台湾海峡の平和と安定、現状を守るというメッセージを明確に発信したことに感謝すると述べた。

バイデン大統領は7日の一般教書演説では「台湾海峡の平和と安定」を支持する方針を強調していた。バイデン氏が一般教書演説で台湾に言及するのは初めて。

(呉昇鴻、石秀娟/編集:名切千絵)

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