(台北中央社)岸田文雄首相は4日、自身のX(旧ツイッター)で、台湾から能登半島地震の被災地を支援するための義援金6000万円の寄贈が発表されたことに言及し、世界各地から多くの支援の申し出があったことに感謝の意を示した。蔡英文(さいえいぶん)総統は5日、この投稿に返信する形で「日本が平穏無事であり、被災地の人々が早く日常生活を取り戻せるよう願っています」と祈りをささげた。
また蔡総統は同日、岸田首相への返信とは別に、能登半島地震に関連するメッセージをXに投稿。「日本有事はつまり台湾有事」だとし、台湾が地震の被災地支援と復興協力のため、6000万円の寄付を決めたことや、政府による義援金口座を開設し、同日から受け付けを開始したことを紹介した。続けて「台湾と日本はこれまでも、相手が最も助けを必要としているときに、まるで家族のように支援の手を差し伸べてきました」とし、「頑張れ、日本!」とエールを送った。
蔡総統は地震発生当日の1日夜にもXにお見舞いのメッセージを投稿していた。
(編集:名切千絵)