(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)が17日、着任した。同日発表した着任のあいさつでは、台湾で勤務する機会を得たことについて、「大変幸運なこと」とし、できる限り多くの台湾の人々と直接交流する考えを示した他、20日にはフェイスブックに動画を投稿し、一問一答でユーモラスに自己紹介した。
あいさつでは台湾について、世界で最も親日的で日本と近く、深い関係にあると表現。米国の大学院に留学した際には、台湾の民主化をテーマとした修士論文を執筆したことに触れ、「35年以上が経過して、今、その台湾に赴任してきたことに深い感慨を覚えています」とした。
また任期中には、在留日本人・日本人旅行者の安全を守り、日本企業の経済活動を促進する日本人支援業務だけでなく、台湾の「日本ファン」をこれまで以上に増やすことや片山氏自身が台湾の社会や文化、人々について学び、台湾をさらに深く広く理解することなどを使命として尽力するとの方針を示した。
動画では泉裕泰前代表から引き継ぎを受ける形で自己紹介し、好きな食べ物を聞かれると「台湾の食べ物は何でも好き」と答えた。