(高雄中央社)海軍のコルベット防空型試作艦の起工式が17日、南部・高雄市の中信造船で開かれた。出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、同艦の建造開始は台湾が引き続き国防の現代化にまい進していくことを証明するものだと述べた。
同艦は海軍と中信造船が建造契約を結んだ。防空、対潜、対水上戦の能力を備える。現行の主力艦との併用によって中国のグレーゾーン侵害に有効的に対応し、統合制海戦力の強化を図る。2026年の引き渡しを予定している。
台湾では9月末に初の国産潜水艦「海鯤」の命名・進水式が行われたばかり。蔡総統はあいさつで、軍艦の国産化の進展は台湾が自主国防に向けてたゆまぬ努力を行っていることの表れだとし、コルベットが海上の偵察やパトロール、監視などの任務を主力艦と共に担い、海軍の水上艦艇の新戦力となるよう期待を寄せた。