土砂災害の復旧工事などの影響で運休していた台湾鉄路(台鉄)集集線の一部区間で5日、運転を再開した。今年7月には全線の開通を予定している。
集集線は日本統治時代に建設された全長約30キロの路線で、台湾中部を走るローカル線。彰化県・二水駅を起点に、源泉、濁水(南投県、以下同)、龍泉、集集、水里の5駅を経て、終点の車埕駅までを結び、沿線には複数のトンネルが存在する。
2021年8月、線路脇にある斜面の崩落でトンネルの構造が壊れ、集集―車埕間で長期の運休を余儀なくされた他、経年劣化のトンネルを補修・修繕し、列車運行の安全を確保するため、2024年5月から昨年末までの工事期間中、濁水―車埕区間も運休になっていた。
運転を再開したのは濁水―集集区間。許淑華(きょしゅくか)南投県長はこの日の記念式典で、新型コロナウイルス感染症や集集線の運休などにより、2019年集集を訪れた観光客は延べ約100万人だったが、昨年は10万人余りに減少したと言及。一部区間の運転再開がきっかけとなり、地域の活性化につながればと期待を寄せた。