ホオジロ科の渡り鳥「キマユホオジロ」の姿が中部・台中市の国立自然科学博物館の屋外草地で確認された。中部や南部への飛来は珍しいことから、多くの愛鳥家が一目見ようと同所を訪れている。同館は理性的な観察を行い、撮影のために鳥の停留に干渉しないよう求めている。
愛鳥家が先週、くっきりとした眉線のある褐色の小さな鳥を同館の屋外で見つけた。同館が調べた結果、キマユホオジロだと分かった。同館によれば、同種は通常は自然度が高い海岸や農耕地域に滞在し、台湾では北部で観測されることが多い。中部の都心部の人工的な緑地に飛来するのは珍しいという。