中部・台中市の武陵農場で7日早朝、低温に見舞われた。栽培されているフジの花が氷に閉じ込められ、まるで透明な飴をかけて固めた駄菓子、タンフールー(糖葫芦)のようだ。
敷地面積727ヘクタールの同農場。標高1740~2599メートルの所にあり、春にはサクラ、夏にはモモ、秋には紅葉、冬には雪など四季折々の景色が楽しめる他、台湾屈指の避暑地としても知られる。
この日午前6時30分ごろ、農場では気温が氷点に近い0.2度に下がった。放射冷却による冷え込みもあり、フジの花園のかんがいシステムの作動時、水が凍ってしまったため、花が氷に閉じ込められたりフジ棚からつららのカーテンができたりした。
「そのとき、フジの花園を通った観客がおらず、つららのカーテンに気づいていない人も多い」と同農場は説明。近々来訪する予定の場合、防寒対策をりっかりするよう呼びかけた。
