旧名「打狗」の南部・高雄市にある文化施設「打狗英国領事館文化園区」で13日、「星の王子さま」に関する特別展が始まる。園区内には星の王子さまの彫像が三つ設置されており、来場者は彫像と共に夕日を楽しんだり記念撮影したりすることができる。
特別展は星の王子さまの作者サン=テグジュベリが今年で生誕125年に合わせたもので、同園区内に店舗を構えたカフェ、古典玫瑰園と同市政府文化局が協力し企画した。
三つの彫像はそれぞれ「看海、是一種陪伴」「馴染養之約」「等待的狐狸」と命名されている。西子湾に面している同園のベンチに座り、海を眺めている王子さまとキツネの様子や、王子さまがキツネを抱っこする様子などを表現している。
三つの彫像の他に、古典玫瑰園によれば、展示では同園の創設者で芸術家の黄騰輝さんの絵画作品や没入型インスタレーション、「星の王子さま」に出てくる数多くの名言を楽しむことができるという。
展示は来年3月31日まで。