北部・基隆市の国立海洋科技博物館は28日までに、これまで維持管理をしていた同館近くの潮境公園に設置されている巨大なほうきのパブリックアート作品について、自然に風化させることを決めたと発表した。写真撮影スポットとして人気だったが、風雨にさらされ、老朽化が目立っていた。
この作品は海洋科技博物館が開催したアートイベントに合わせ、2016年にフランス人アーティストが制作した。海洋ごみや汚染物を清掃するイメージで、人々に海を愛し、海洋汚染への意識を高めることを呼びかける環境保護の願いが込められていた。
同博物館は、巨大なほうきは当初10本設置され、海風や台風の影響を受けるたびにメンテナンスが行われたが、先月の台風11号で構造が顕著にもろくなり、現在は9本だけが残ると説明。消失する前に写真に収めて記念にしてほしいとしている。