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花蓮区農業改良場、台湾固有種センソウの新品種4種発表 仙草ゼリーの材料

2024/12/31 13:59
花蓮区農業改良場が育成した紫色のセンソウ=2024年12月30日、中央社記者李先鳳撮影
花蓮区農業改良場が育成した紫色のセンソウ=2024年12月30日、中央社記者李先鳳撮影

シソ科植物のセンソウは台湾の定番スイーツ「仙草ゼリー」の材料だ。花蓮区農業改良場(農改場)は30日、新たに育成したセンソウの新品種4種を紹介し見学会を開いた。台湾固有種の生態系保全や持続可能な利用の実現につなげればと期待を寄せた。

4種はそれぞれ「花蓮1号仙恬」「花蓮2号仙靚」「花蓮3号仙紫」「花蓮4号仙美」と命名されている。色はピンク、薄い白、青みを帯びた紫、赤みがかった紫とそれぞれ異なり、10月中旬から翌年1月下旬にかけては開花期となる。特に2号は生産量がその他の品種より40%以上多い他、市場に出回っているセンソウの生産量が1ヘクタール当たり8~9トンであるのに対し、2号は12トン以上に達するという。

同農改場は、センソウは開花前の採取が多いため、開花時の盛況をあまり見られていないと指摘。2017年に、センソウが咲き誇れている様子を同農改場が初公開後、ようやくその美しさで注目を浴びるようになったと説明した。

花蓮区農改場は2014年より台湾各地から100種以上のセンソウを集めては、新品種の選抜・育成に取り組んできた。

(李先鳳/編集:荘麗玲)

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